不意に来る置手紙のような連絡。

意図はせずとも色めき立つことに抗う。

 

唐突な連絡に焦燥はしたけれどどこか懐かしさなんかを感じた。来ることはないと思う連絡や返答。嬉しくも悲しくもなる心。

食事は紙に作った料理と同じでなんだか胸が苦しくなった日。

いくつも夜は超えたけれどいまだに瞼の裏にこべりつく横顔。君の香り。思い出はあるとは言えないかもしれないけれど思い返す日々。

いつかまたいつかまたなんてどこかで思っているのかもしれない。

もっと返せた言葉はなかったのかい。

言えなかったことは言えないままで。

明日もまた差し込む光に君は映らない。

また話せる日が来ればなんて思い返す。

変われたかい。笑えてるかい。

元気か。なんて他愛ない事なんていらないのにそれに縋る。

本音を言えば本当に心底愛していたんだろ。

嘘はつけやしない。まだ僕は子供だ。

言えなかった六文字を胸にしまう。

 

後悔を思い返す日がまた過ぎる。