空白。空間。空虚。

それらは確かにそこにあった何がが居なくなったからこそのモノでして。

影に呑まれたのか。忽然と立ち去ったのか。崩れ落ち。枯れ果てたのか。正当は知る術もないけれど。ただ、ただ綺麗さっぱり無くなったソレを想って空を眺める。

関心と歓声と乱心と慢心で埋め尽くされた時間。

それは師走のように駆け巡りいなくなる。

 

いつか僕もそんな風にいなくなるけど

そこで誰か見ていてくれるのか

臥し待ち月みたいな僕のことを

待っていてはくれないか

 

月と重ねた自暴自棄。

新月の夜に。